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老木

コロナのニュースが多くなってから、テレビをあまり見ない生活を送っていましたが、
今朝久しぶりにテレビをつけると、BSチャンネルでゆったりとした美輪明宏の声が聞こえてきました。
「神様の木に会う にっぽんの巨樹の旅」という様々な老木を紹介する番組でした。
何気なく見ていると縄文杉が映っていました。樹齢2000年以上の傷だらけの老木のお話でした。

江戸時代、屋久島の杉は家を建てる時に使われ、その中でも節がなく真っ直ぐに伸びた杉が重宝されていたそうです。しかし、傷だらけで使い道がなかったこの老木は切られずに済んだそうです。
傷だらけのこの杉は、江戸時代最大の落ちこぼれだったのが、今や最大のヒーローなのだ!と言われていました。

樹齢2000年以上の傷だらけの老木の威風堂々とした姿に、何気なく見ていた私でしたが感動のあまり拍手をしながら涙を流していました。

ひょっとしたら、この老木は
『たかが80年ばかりしか生きていない人間たちに落ちこぼれだのヒーローだのと言われたくない!』
と思っているかもしれませんね。

コロナウイルスであたふたしている私達を見て、縄文杉はどう思っているのでしょうか?

雨にも負けず風にも負けず、ただひたすら生き続けているこの老木にいつか会いに行くと心に決めた英子です❣️

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